きっかけは、ある公立小学校に音読指導で赴いた時のこと。
クラスの担任の先生が、「斉藤先生がお話している最中、おそらくこの子とこの子は教室を歩くでしょう。
この子は逆に静かで・・云々」私は、笑顔で「わかりました」とだけ言い、授業に向かったのです。

授業が始まり、私が物語を読み上げる時間になりました。この日の題材は、新美南吉作「ごんぎつね」

子どもたちは、読んだ内容に対してワークに書き込むという手順で進めていくことになっており、
私は話の内容が子どもたちにしっかり伝わるよう、技術を駆使し、心を込めて読みあげました。

するとどうでしょうか。
落ち着きのないと言われていた子どもたち、静かな子もワークに一生懸命に答えを書いているのです。
こたえられる人？」と先生が言いました。
すると挙手をしたのはいつもは挙手などしない、と聞いていた静かな女の子だったのです。

そして、席から立ち上がり明るい表情で、嬉しそうに答えてくれました。
この時、私は気づきました。

指導者の音読力（伝える力）は、子どもを生き生きとさせ、国語力、想像力、強いては全ての教科にも繋がっていくものではないかと。

そして何より「朗読」の素晴らしい力に。

朗読は人を元気にさせる、それを大人の皆さんに熱意を持って伝えてきました。
近くに住む方だけでなく私の指導をもっと多くの方に伝えていくには？
話し方で人生を変えたいと思っている方に役立てていただくには？

その思いを叶えてくれたのがこの「朗読オンラインプログラム」

指導法はドラマや本だけではなく、日刊ゲンダイでも取り上げられ、その記事はテレビ東京「５時に夢中」にて第４位にランクインしました。
通常コースでは、自分の好きな時間に動画で学び、そうして期間内は、zoomレッスン（1回）と、メールで何度も質問できるというもの。

そして、この度ライトコースが誕生。キャンペーン期間はzoomレッスンを一回プレゼント。
（ライトコースはzoomレッスンとメールで質問し放題はオプション扱いとなります）

また、ここで終わりたくない方もきっといらっしゃることでしょう。
そんな方には、ソフィアの森が認定する「音読指導士」としての道も開いています。
こちらは応用編となり、音読の指導ができるための朗読の実践を
集中的に学んで頂きます。（2021年７月以降予定）
あなたの伝える力、そして読む力をこのオンライン講座で学んでいただいて、多くの方へ広くお役立ていただきたいことを願っています。

※応用編とは、朗読実技と認定試験（朗読の実技と基礎筆記）の準備です。試験に合格すると、「音読指導士」の認定をします。さらにインストラクターコース（２０２２年春以降にインストラクターコースを開設、こちらを受講するとソフィアの森認定講師として活動ができます。